国民皆保険制度のしくみ

金融教育

国民皆保険制度とは!?

国民皆保険制度とはしっていますか?

みんな保険に入るっていうやつでしょう。

病気にならないから入らなくていいのに・・

 

日本では全ての国民が保険に加入することを義務付けられており、国民皆保険制度と言われています。

日本では1955年までは国民の3分の1が無保険者でしたが、1958年に国民健康保険法ができて、誰でも保険医療が受けられるようになりました。

日本の国民皆保険に対する海外からの評価は高く、世界と比較しても乳幼児死亡率は低く人々が長い間生きられる長寿国に成長しました。

  • 国民健康保険(3800万人)
  • 健康保険組合管掌健康保険(大企業)・協会けんぽ/全国健康保険協会管掌健康保険(中小企業)(6500万人)
  • 共済保険(公務員・私立学校教員)(900万人)
  • 船員保険(10万人)
  • 後期高齢者医療制度(75歳以上の高齢者)(1500万人)

医療費の割合は医療費の3割、義務教育就学前の子供は2割、70歳から74歳の被保険者は2割または3割、75歳以上の後期高齢者の被保険者は1割または3割となっています。

会社員は退職すると、健康保険組合、協会けんぽから国民健康保険制度に加入します。そのため国民健康保険の加入者年齢が比較的高くなりやすく、財政的に不安定となっています。

そのため、高齢者医療を社会全体で支えるために75歳以上の高齢者に対しては、後期高齢者医療制度を作り、現役世代からの支援金と公費で賄うように変更になりました。

また、高額な医療・薬を使用する際に医療費の一部負担がかなり高額になってしまう場合もあります。その際には高額療養費制度というしくみにより、一定額を超えた場合には超えた金額を保険から支給してくれます。

もしも高額な医療を利用することになった場合

手厚い保険が受けられるということですね。

 

 

海外と比較すると!?

海外と比較してどうでしょうか?

日本の保険制度はトップレベルと言われています。

以下のグラフはWHO加盟国191ヶ国のうち、WHOが保険システムをランキング形式で表したものです。世界の医療制度ランキングでは日本は10位と示されています。

1位フランス、2位イタリア、10位日本、スウェーデン23位、アメリカ37位となっています。

参照:世界保健機関の保険システムランキング

 

医療保険制度は3タイプに分けられます。

国営医療モデル

イギリスやスウェーデンなど北欧の国々

税金を原資としており、医療サービスは国が中心となっています。

イギリスでは基本的に無料でサービスを受けることができますが、地域ごとに登録された診療所にかかることになっています。病院は診療所の医師の紹介によってしか行けません。

 

社会保険モデル

社会保険料を原資として、医療サービスは国と民間が行っています。

日本、ドイツ、フランスなど

ドイツやフランスなどは日本と似たような制度で運営されています。

高額療養費制度がなかったり、フリーアクセスではないところが日本と異なるところです。

 

市場モデル

民間での保険料を原資とし医療サービスも民間て、が行っています。

アメリカ

高齢者向け・低所得者・障碍者向けの公的医療はありますが、現役世代は自己負担で民間保険にはいる必要があります。しかし、無保険になっている人が人口の15%ほどいます。

アメリカに旅行に行った際に病気になってしまうと、日本で同じ医療をしたときに比べて10倍以上の値段がかかります。

世界各国の保険制度と比較してみると日本の公的医療制度がとても手厚く、病気になったときを保障しているのがわかります。

国民皆保険制度崩壊の危機!?

少子高齢化の影響で国民の医療費はどんどん増加しています。

今のままでは国民皆保険制度が維持できません。そのために、医療の効率化(かかりつけ医制度でフリーアクセスをなくすこと)や医療費の伸びの抑制(OTC医薬品の推進)が必要になります。

今後は国民1人1人の健康や予防への取り組みが重要になってくるのです。

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