資本主義とは?
資本主義とは働いたらその分だけ報酬が得られる制度であり、国民が自由な経済活動をする社会のことです。
モノの値段やサービスは需要と供給のバランスで成り立ち、価格はより安く、サービスはより高品質なサービスが市場競争で生き残ります。
一般的には競争によって自分の価値を見出す社会であり、成功者は多額の報酬を受け取れますが、失敗した場合には生活苦が待っており、貧富の差が広がってしまいます。
社会主義とは?
社会主義とは、逆に財産はすべて国が管理し、土地や資源、労働力などは国が管理します。労働量に関係なく、一定量の報酬が確保されています。しかし国民のモチベーションの低下により生産性が落ちました。
旧ソ連や中国は社会主義でしたが、米ソの冷戦によりソ連は破れ、中国も社会主義の国ながらも経済特区として外資を導入したり、市場経済を導入することで社会主義市場経済と呼ばれる新しい経済体制を採用しました。
資本主義社会は差で稼ぐ社会!
資本主義社会とは、差から利益を稼ぐ社会です。差がなければ、選んでもらえず淘汰されてしまうのです。
大航海時代は自国にないものを求めて各方面に進出しました。アジアの製品はヨーロッパにはない希少価値の高いものであったため利益がでました。
その後、ヨーロッパの国々は各地で植民地を作りました。現地の労働者を安い金で働かせ、ヨーロッパで高く売ることで利益を得ていました。
植民地支配後の日本でも、外国から安い原材料を買って、日本で精密に仕上げて高く売る商売で利益を得ることができました。
最近では、中国の経済発展もあり安いものが手に入りづらくなりました。また働き方改革により労働力を安く使うことが難しくなってしまったのです。地理的、人材的差を生み出しにくくなってしまったので、商品自体の差で利益を上げなければならなくなりました。
未来は誰にもわからない。
モノを作る際には誰しも売れるつもりでモノを作ります。初めから売れないと思う人はいません。しかしながら、実際に売れるか売れないかがわかるのはモノを作った後です。お店作りから原材料調達、様々なルートを開拓して初めて売りに出されます。しかし、売れなければすべての努力が台無しになるのです。
自らの糧として再チャレンジするか。失敗で終わるのは自分次第です。
元々、資本主義社会とは様々な競争を経て生き残ったものが多額の報酬を手に入れることができる社会であり、環境の変化に対応していかなければならない社会でもあります。
今日、IT化が進み、日進月歩大きく環境が変わろうとしています。
そのため、今、何をしたら良いのか。将来のためにどうしたらよいのか。不安になっている人も多いと思います。
しかしながら、先がわからないのは誰も一緒です。誰しも確実な未来なんてわかりません。
過去の経験を活かし、努力をするのか。それともすべてが無駄になってしまうことを恐れて何もしないかは自分次第です。努力をする人だけが成功できる。それが資本主義社会と言えます。
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